グランビルの法則による売り買いのタイミング
さて、今回はグランビルの法則に関して解説します。
グランビルの法則は投資家に人気であり、売り買いのタイミングを計ることが可能です。
もともと、ジョセフ・E・グランビルさんが最初に考案した法則らしいです。
売り買いのチャンスは全部で8パターンあります。
重要な点はトレンドを見ることと、移動平均線と価格の乖離をみることです。
- 最初、トレンドが上昇中なので、移動平均線を抜けた1のところで買い。
- 移動平均線にタッチし、再度上昇し出した2の場所で買い。
- もう一度、移動平均線に戻ってきて、再度反発したら3で買い。
イメージとしては、移動平均線を抜ける→戻ってくる(一回目)→再度戻ってくる(二回目)、3回目は上昇の勢いが弱まっている場合が多いです。
- 5のポイントでは、移動平均線を明確に下抜けたのを確認して、売り
ここで、直近安値の3を下抜けると、本格的に売り目線になります。
相場の特徴として、再度一旦戻すので、
- 4の場所でサポートされつつあれば、短期的な目線で買いが可能。
- 移動平均線付近まで戻ってきて、再度下落する場所6で売り
その後、下落し、
- 再度移動平均線に戻ってきた7で売り。
- 上昇中の戻りである8で売ることもできるが、リスクは高いです。
このように、価格は移動平均線へと離れては近づくことを繰り返すのが特徴です。
これを利用して、取引を行うとある程度、相場を捕らえやすくなります。
それぞれのポイントを分かりやすく書きました。
次に、グランビルの法則を実施にチャート上で使うにはどのように使えばいいのかを簡単に紹介します。
上の図は、5分足のUSDJPYを示しています。また、移動平均線は20MAです。
私はこの設定でよく取引をしています。チャート上では示していませんが、
上位足である、1時間足は上向きであることをしっかり認識しておきます。(1時間足での20MAが右肩上がり)
余談ですが、
1分足 - 上位足 15分足
5分足 - 上位足 1時間足
15分足 - 上位足 4時間足
この組み合わせが便利です。
まず、1の部分で、移動平均線を大きく上抜けました。上位足が上向きなので、
ここで買ってもいいでしょう。買いそびれた場合は、移動平均線へ戻ってきたところの2番で買います。
3番で明確に下抜けたのを確認し、再度移動平均線に戻ってきたところの4番で売り。
→ ここは上位足の1時間足の20MAが上向きなので、売りをしなくてもよい。
その後、5番で再度移動平均線を上抜けたのを確認し(ここで買ってもよい)、移動平均線に戻ってきて、再度上昇し出したら、買い 6番。
まとめると、
- 上位足の方向を確認する。
- 下位足を観察し、移動平均線を突破した後に戻ってくるタイミングでエントリーする。(上位足の方向で)
こうすることで、比較的相場を単純にとらえることができると考えております。