ローソク足の各名称
ローソク足の構造について、詳しく解説します。
ローソク足は、一定期間における相場の4本値(始値、終値、高値、安値)を1本の棒状に表して並べ、一目で相場の流れを分かるようにしたものです。
ある期間のマーケットの動きが一目でわかるというのがポイントで、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足など、期間によっていろいろ種類があります。
すなわち、5分足の場合、一本のローソク足は5分間の値動きを示しており、5分経つとローソク足の終値が確定し、次のローソク足の形成が始まるという流れです。
英語ではキャンドルチャートと呼ばれております。
ローソクは、始値から終値までを「実体」で表されており、
- 始値よりも終値が高い場合 ⇒ 「陽線」
- 始値よりも終値が安い場合 ⇒ 「陰線」
と呼ばれています。陽線なら上昇の力が強く、陰線なら下降の力が強い事を示しています。
また、期間中にその実態を上下にはみ出して高値・安値をつけた部分の一本線を「ヒゲ」と呼び、実体から上にはみ出しているひげを「上ヒゲ」、下にはみ出しているヒゲを「下ヒゲ」と呼びます。
高値:日足の場合は、1日の中で一番高い値段のこと。週足の場合は、1週間の中で一番高い値段のこと。
終値:「おわりね」と読みます。日足の場合は、その日の一番最後についたレート。週足の場合は、1週間の最後のレート。
始値:「はじめね」と読みます。日足の場合は、その日の一番最初についたレート。週足の場合は、1週間の最初のレート。
安値:日足の場合は、1日の中で一番安い値段のこと。週足の場合は、1週間の中で一番安い値段のこと。
ローソク足の作られ方
さて、ローソク足はどのように形成されていくのでしょうか?
上の図は、一例として、陽線と陰線のローソク足の形成の流れを示しています。
陽線の場合:始値から価格がスタートし、一旦安値をつけて、その後、上昇し、高値をつけて終値となる。
陰線の場合:始値から価格がスタートし、一旦高値をつけて、その後、下降し、安値をつけて終値となる。
このローソク足の形成の流れが一般的なものです。しかしながら、ローソク足の形成のパターンは他にもあります。
では、その他のパターンも見てみましょう。
このパターンは始値⇒安値⇒高値⇒安値の順に価格が推移した例です。指標発表などで相場が荒れた日によく起こるパターンです。
このように、同じローソク足でも形成の仕方は異なる事を頭に入れておきましょう!!