フラッグとは?
フラッグとは、トレンド中の押し目や戻りの時によく形成されるチャートパターンです。
高値と安値を交互に形成しながら、一定の間隔で推移していくのが特徴的です。
上昇トレンド中に出現するフラッグ型を「上昇フラッグ型」、下降トレンド中に出現するフラッグを「下降フラッグ型」と呼ばれています。
典型的なフラッグ型は、形成された高値と高値・安値と安値を結んだ水平線がそれぞれ平行になるのが特徴です。
そして、上昇トレンドなら上にブレイク、下降トレンドなら下にブレイクするのが一般的です。
では実際のチャートで見てみましょう。
リアルチャート上では、きれいな平行線を引けることは稀です。
しかし、高値と安値(山と谷)を繰り返しながら、じりじりとトレンドとは反対の方向に推移している場合、
「フラッグを形成しているのではないか?」と予想する必要があります。
収束型のフラッグ
フラッグ型として、収束していくパターンも存在します。
フラッグ形成途中で意識すべきこと
上の図はすべて形成された後のチャートを示していました。
結局後付けで、誰でも後から見ればフラッグが形成されていると分かりますよね?
本来ならば、フラッグが形成されている途中で「あ、これはフラッグが形成されているかもしれない」と気づくことが大切です。
では、どの点に注目すればいいのでしょうか?
今から解説します。
上昇フラッグの場合:
- 上昇トレンド中である事をしっかりと確認する (確認の仕方はナズヨシオリジナル手法で解説)。
- 2つの高値が形成されたら(高値が切り下がっていることが条件)、その高値を結んだトレンドラインを引く。
- そのトレンドラインを安値まで平行移動させる。
- 上にブレイクしたらエントリーする。
下降フラッグの場合:
- 下降トレンド中である事をしっかりと確認する
- 2つの安値が形成されたら(安値が切り上がっていることが条件)、その安値を結んだトレンドラインを引く。
- そのトレンドラインを高値まで平行移動させる。
- 下にブレイクしたらエントリーする。
まずは、高値→安値→高値の時もしくは安値→高値→安値の時に、フラッグが形成されることを予想し、
あらかじめトレンドラインを引いておくことが大切です。
このように価格の動きをあらかじめ想定し、予想しておくことで、確実にエントリーすることが可能なのです。