トライアングルとは?
チャートパターンとして、トライアングル型と呼ばれる度々チャート上に現れる特徴的なパターンがあります。
これは、本当によく出現しますので、取引中は常に意識していることが大切です。
トライアングル型には大まかに「上昇トライアングル」「下降トライアングル」の2つに分けることができます。
下の図のように、
上昇トライアングルとは高値は変わらないが、安値が切り上がっており、右上方向に収束していく形です。
安値が切り上がっているということは、買い勢力の方が売り勢力よりも強い事を示しており、相場に参加している多くの人が買い目線でいることが分かります。
このような形になった場合、高い確率で上昇トレンドが継続します。高値のレジスタンスラインをブレイクしたら買いの合図となります。
一方で、下降トライアングルとは安値は変わらないが、高値が切り下がっており、右下方向に収束していく形です。
高値が切り下がっているということは、売り勢力が強く、投資家の多くが売り目線でいるということを示しています。
安値のサポートラインをブレイクしたら売りエントリーの合図となります。
実際のチャートを見てみましょう。
トライアングル形成の合図とは?
さて、実際のチャート上での上昇トライアングルと下降トライアングルを見て頂いたと思います。
出来上がった後のチャートを見ると、誰でも分かりますが、実際に活用するためには、このパターンが形成されている途中で気づく必要があります。
ですので、形成途中での考え方を解説致します。
下の図はトライアングル形成途中でのラインを引くタイミングを示しています。
上昇トライアングル型の場合
同じ水準に高値を2つ形成(赤丸2つ)したのちに、一旦下降してきます。このタイミングで、高値を結んだ水平のレジスタンスラインを引きます。
そして、一つ前の安値(緑丸)まで下がって来ずに、反発し、安値を形成するタイミングでトレンドラインを引きます。
これでレジスタンスラインとサポートラインを引く事が出来ました。
その後、右上に収束していき、ラインがきちんと機能していることを確認できれば、ブレイク後にエントリーをします。
この時、相場の背景として、上位時間軸が上昇トレンド中であれば、より高い確率で上昇していくと考えることができます。
下降トライアングル型の場合
同じ水準に安値を2つ形成(赤丸2つ)したのちに、一旦下降してきます。このタイミングで、安値を結んだ水平のレジスタンスラインを引いておきます。
そして、一つ前の高値(緑丸)まで上がって来ずに、途中で反発し、安値を形成するタイミングでトレンドラインを引きます。
これでレジスタンスラインとサポートラインを引く事が出来ました。
その後、右下に収束していき、ラインがきちんと機能していることを確認できれば、ブレイク後にエントリーをします。
上位時間軸が下降トレンドの中であれば、より高い確率で下降していくと考えることができます。